無人のド軍本拠地で突然流れた1曲 不振の大谷翔平へ…米記者も驚いた“粋な計らい”

32スイングで14本の柵越え、150メートル弾も記録
ドジャースの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、本拠地ドジャースタジアムで屋外フリー打撃を行った。ポストシーズンで不振に苦しむ中での異例の行動に、観客がいない本拠地でも打席に入る際には登場曲が鳴り響いた。
普段は屋外でのフリー打撃をほとんど行わない大谷。ブルペン投球を終えると、ドジャース移籍後はスプリングトレーニング初日に行って以来となるフリー打撃に臨んだ。珍しい光景をカーショー、フリーマン、マンシー、ロバーツ監督も見守った。
32スイングで14本の柵越え。右翼屋根裏に飛び込む推定150メートルの特大弾を放つ場面もあり、同僚やメディア関係者からどよめきが起きた。ポストシーズンでは8試合で打率.147、2本塁打、6打点。1盗塁、OPS.599と苦戦中で、スランプ脱出に向けた意気込みを感じさせる光景だった。
練習なので球場は無観客だが、大谷が打席に入るとスピーカーから登場曲が鳴り響くという演出も。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のドジャース番を務めるビル・プランケット記者は「コーチ陣が彼に声援を送り、直後に彼の登場曲が音響システムから盛大に流れた」とX(旧ツイッター)に投稿。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番を務めるジャック・ハリス記者も「彼が打席に向かう際に、スタジアムに設置されているスピーカーから彼の登場曲が響き渡った」と、大谷の復活を後押しする粋な演出の様子を伝えた。
(Full-Count編集部)