山本由伸で成し遂げたド軍の“史上最長” 記録ラッシュ…完投がもたらした偉業

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

米記者が紹介したMLB史上5人目の記録

 ドジャースの山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発登板し、MLBキャリア初の完投勝利を挙げた。9回111球で3安打1失点、7奪三振の力投を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。歴史的な投球内容に、MLB公式記者からも記録的快挙が続々と報じられている。

 レギュラーシーズン・ポストシーズンを通じてメジャーで自身初となる完投。MLB公式のサラ・ラングス記者は「スポーツの統計分析会社『エライアス・スポーツビューロー』によると、ポストシーズンで(初)達成した投手は史上5人目だ」と伝えた。その中には、ジョシュ・ベケット(2003年)やリバン・ヘルナンデス(1997年)など、名投手たちの名も並ぶ。

 また、ドジャースでは前日の試合で先発したブレイク・スネル投手も8回を無失点に抑えており、2試合連続で先発投手が長いイニングを投げ切った。これについてもラングス記者は、「スネルとヤマモトが(合わせて)投球回数17回をマークした。米スポーツ局『MLBネットワーク』のデータチームによると、2005年ホワイトソックスがア・リーグ優勝決定シリーズでマークした17回1/3以来となる、ポストシーズンの連続した2試合での先発最長投球回数だ」と紹介している。

 山本が許した唯一の失点は初回のソロ本塁打のみ。2回以降はテンポよく9回を投げ切った。メジャー1年目のポストシーズンで記録ずくめの快投を披露し、チームのシリーズ突破に大きな弾みをつけた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY