なぜ佐々木朗希は球速低下したか? 160キロ届かず…ド軍コーチが語る「いくつかの要因」

ドジャース・プライアー投手コーチ【写真:小谷真弥】
ドジャース・プライアー投手コーチ【写真:小谷真弥】

プライアー投手コーチが守護神・佐々木朗希を語る

【MLB】ドジャース ー ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは16日(日本時間17日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦前に報道陣の取材に応じた。前回登板で球速低下した佐々木朗希投手について「おそらくいくつか要因がある」と語った。

 佐々木は13日(同14日)の第1戦、2点リードの9回から救援登板した。セーブシチュエーションだったが、1安打に2四球を与えて2/3回で降板した。最速も99.3マイル(約159.8キロ)と走らず、球速低下が指摘されていた。プライアー投手コーチはどう見たのか。

 佐々木は前々回9日(同10日)のフィリーズ戦で3回無安打無失点。地区シリーズ突破のヒーローとなったが、前回登板はその登板から中3日だった。「ここ最近、彼を含め中継ぎ陣にかなりの負担をかけている。フィリーズ戦での登板は大きく報道されたが、あの試合から中2~3日でまた高いパフォーマンスを求めるのは、誰にとっても現実的ではない」と休養十分でなかったことを指摘した。

 続けて投球フォーム、メカニックのズレを挙げた。「それでも悪い投球ではなかった。少しズレていただけだ。そして相手も非常に良かった。ストライクゾーンの管理がうまく、ボールをよく見極めていた。だから彼が悪かったというより相手の対応が見事だったと思う」と、ブルワーズ打線を称えた。

「もちろん今後も注意して見ていくが、まだリリーフ転向から2〜3週間しか経っていない。その生活に慣れていく過程にあると思う」。守護神・佐々木への信頼は揺るがない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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