佐々木朗希「見える景色が変わっている」 払拭した苦い本拠地の思い出…語った全て

試合後の取材に応じたドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
試合後の取材に応じたドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

佐々木朗希「少しでも自分のボールをコントロールできるようにしないといけない」

【MLB】ドジャース 3ー1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手は16日(日本時間17日)、本拠地・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で2点リードの9回に救援登板した。先頭・ボーンの初球から99.7マイル(約160.5キロ)を計測。遊撃手ベッツの好守備で1死を奪うと続く打者を遊飛、最後は空振り三振で切り抜け、3セーブ目をあげた。試合後の一問一答は以下の通り。

――前回登板は、その前に3イニング投げていたことが響いたのか。
「体調面は問題なかったので、違うところで投球フォームの崩れがあった。そこに気づけないままマウンドに上がってしまったので、あのスピードとあのコントロールに。3イニング投げたことが直接、関わっている訳ではないと思うんですけど、多少のズレがあった。前回登板から今日までの期間でピッチングコーチとも話して、うまく投げることができました」

――登場曲は誰が採用したのか。
「ミギー?(ロハス)」

――状態の上げ方は。
「先発の時もそうですけど、毎回自分の思うようなパフォーマンスが出せるわけではないと思いますし、良い波、悪い波があると思う。そのなかでアウト3つをどう取るか考えないといけない。前回は自分から相手にチャンスを与えてしまったことを反省しないといけないと思いますし、良いフォームで調整して、少しでも自分のボールをコントロールできるようにしないといけないなと思います」

――調整で確認していることは。
「この短期間で実際、フォームが良くない中で気持ちだけポジティブにやったところで過信になってしまうので。しっかり技術的なところに向き合ってやっていかないといけない。投手コーチにボールの変化があったと言われて、自分の中にでさらに落とし込んで調整してみて、毎日、自分の中でうまくできるまでしっかり調整して、全力でやりました」

――救援での集中力を保つためにしていることは。
「試合の中では回が後半になるまで、なるべくリラックスして試合を見るようにしている。完投してくれないかなと願いながら見ています」

――マイナーで過ごした経験は精神的な成長に繋がっているか。
「精神的なものも全て試合中はとくに技術からくると思うので。技術的に自分の中で信頼できるものがあれば。しっかり技術と向き合えるかどうかがすごく大事だと思いますし、そういった意味では時間をかけて技術的なものに向き合ってきたので、安定させられると思ったので。そこだけだと思います」

――大谷や山本から声を掛けられたか。
「とくにないですね、今は」

――投球フォームの修正は具体的にどうしたのか。
「形どうこうというのもあると思うんですけど、全体的に動きが速かったのでゆっくり自分の感覚で。ゆっくり足を上げて丁寧にやることだけを意識していきました」

――9回にロウキコールを聞いて。
「メジャーが開幕してから、とくにドジャースタジアムで思うような投球ができない中で、良いイメージがこの球場にはそんなになかったですけど。リリーフで復帰して、自分のパフォーマンスを出せるようになってから、見える景色が変わってきているので。そこらへんは来年に繋がるのではないかなと思っています」

(Full-Count編集部)

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