三浦監督は「ご自身から継続するべきでないと」 オーナーが明かす裏側…新体制は「割とすぐに」

南場オーナー「私たちもよく話を聞いたうえで受理」
■阪神 4ー0 DeNA(17日・甲子園)
DeNAは17日、甲子園で行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦に0-4で敗れた。3連敗でアドバンテージを含めたシリーズ成績は0勝4敗となり、2年連続の日本シリーズ進出とはならず。試合後、南場智子オーナーが取材に応じ、三浦大輔監督の退任背景を話した。
DeNAは昨季日本一に輝き、悲願のリーグ優勝を掲げて挑んだ今季だったが、阪神に13ゲーム差をつけられて独走優勝を許した。南場智子オーナーが9月29日に自身のX(旧ツイッター)で「皆さまにご報告がございます。三浦監督から来季以降について辞意の申し出があり、球団としてこれを受理致しました」と明かしていた。
シリーズ3連敗となり、三浦監督の退任が決まった。南場オーナーは「監督の方から今年の最大で唯一の目標はリーグ優勝とやってきましたので、それができないとなったときに、ご自身から継続するべきではないというふうに申し出がありまして、それだけの覚悟でやってこられて、やってきたことってそこについては私もそれを受け入れたということです」と監督交代の理由を明かした。
来季については「まだ戦いのさなかでしたので」とし、決まってはいなかったものの「そういったことについて整理をする前に監督の意思が伝えられた」という。南場オーナーは「かなりの覚悟の申し出でしたので、私たちもよく話を聞いたうえで受理することにいたしました」と、三浦監督の並々ならぬ決意を受けての退任の運びとなったとした。
2026年シーズンに改めて目指すリーグ優勝。「我々なりに積み上げてきたものがありますので、それをゼロベースで壊すのではなく、その土台をさらに発展させられるような、そういう体制で臨みたいと思っています」と次期監督に求めるものを口にした。また、新体制については「割とすぐに」発表する予定という。
(Full-Count編集部)