オリのパフォーマーの“苦悩”「常に見られている」 大事な角度…重ねた試行錯誤

「BsGravity」のRYUTOさん【写真:球団提供】
「BsGravity」のRYUTOさん【写真:球団提供】

「BsGravity」のRYUTOさんにインタビュー

 パ・リーグ6球団のチアチーム、パフォーマンスチームの2026年度の新メンバー募集が続々と開始するなか、パ・リーグインサイトでは現在各球団のパフォーマーとして活躍するメンバーにインタビューを行った。今回はオリックスの球団公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGravity(ビーズグラビティ)」のRYUTOさんを紹介。パフォーマーとして働く醍醐味、活動するうえで大切にしていることなどを聞いた。

 BsGravityは、オリックスとエイベックスのコラボレーションにより2014年に結成されたダンス&ヴォーカルユニット。「BsGirls」9人と、2024年に新たに生まれた「BsGuys」5人からなる計14人のプロ野球界初の男女混成ユニットだ。

 RYUTOさんは2024年度のオーディションを受験しBsGravityに加入。幼少期から歌とダンスに加え、男子新体操にも取り組んでいたRYUTOさんは、競技を通して「応援から生まれる力」を実感し、BsGravityは「自分の好きな歌とダンスでスポーツの応援ができる場所」だと感じ、オーディションを受験したという。

 活動の主な舞台は360度観客に囲まれたグラウンド。「常に見られていることを気にすること、またお客さんとの距離が離れている分、パフォーマンスを大袈裟にしたりすることを心がけています」と話すも、自分にしかできないパフォーマンスとは何か、他のメンバーとは違う個性をどう出せるのかを模索する日々があったという。

「鏡の前に立ち、どの角度が一番カッコいいのか、どの仕草をしたときに魅力が増すのかなどを研究しました。自分の個性や強みを客観的に分析し、セルフプロデュースすることはとても重要だと感じています」と経験を口にした。

 RYUTOさんに「プロ野球界のパフォーマー」として働く醍醐味を聞くと「一番は、選手たちのプレーを近くで感じられる特別な場所で、パフォーマンスを通して応援できることだと思います。バッターボックスに入る前の選手の表情を見ることができたり、試合前の円陣での声出しが直接聞こえてきたりするので、自分自身も応援に気合いが入ります」と思いを明かした。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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