ド軍、今オフも超大物獲得か 600億円規模との契約予想…米指摘「十分な予算はある」

カブスをFAとなる見込みのカイル・タッカーの争奪戦へ
今オフFA市場最大の大物が、ドジャースに加わることになるのだろうか。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は18日(日本時間19日)、カブスのカイル・タッカー外野手について「ドジャースが獲得へ動くだろう」と報じ、3億ドル(約452億円)から4億ドル(約602億円)の大型契約を結ぶ可能性があると予想した。
28歳のタッカーは2023年には打点王とシルバースラッガー賞を獲得。アストロズからの大型トレードで今季はカブスに移り、打率.266、22本塁打73打点、25盗塁、OPS.841の結果を残した。右翼手として高い守備力も評価されている。
トレード・ルーマーズは、米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏の情報として「FA市場が解禁された時、ドジャースがスター選手のカイル・タッカー外野手の獲得を狙うことが予想されている」と紹介。タッカーは今季、オールスター前に95試合で17本塁打を放ったが、オールスター後は41試合で5本塁打とやや失速。ヘイマン記者は「後半戦で苦戦したことでいくらか値打ちが下がったが、それでも3億ドルは現実的で、タッカー側が4億ドルを狙うことも可能」とみている。
高額な金額が絡むことが予想されるため「獲得を狙う多くの球団は躊躇することになるだろう。しかし、ドジャースの場合、そうならないだろう」と、資金力が豊富なドジャースに注目。米データサイト「ロースター・リソース」によると、ドジャースがオフに補強を行わなかった場合、今季の総年俸3億9500万ドル(約595億円)から3億2900万ドル(約495億円)に減ると試算。「タッカーを獲得することになっても十分な予算はある」とした。他にもカブス、レッドソックス、フィリーズ、ジャイアンツも争奪戦に参加すると予想している。
ドジャースは今季、1年1700万ドル(約25億5900万円)で獲得したマイケル・コンフォート外野手が138試合で打率.199、12本塁打、36打点、OPS.638と期待外れの成績に終わり、ポストシーズンでもメンバー登録外が続いている。タッカー獲得が実現すれば外野の穴は埋まる形となり、大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手らとともにより強力な打線が形成されることになる。
(Full-Count編集部)