ド軍に不吉すぎる“0/4”も「ショウヘイはいなかった」 前例なき挑戦…LAが確信する理由

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ドジャースは18日に4連勝でWS進出を決めた

 ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦が20日(日本時間21日)に行われ、ブルージェイズがマリナーズに逆転勝ち。球団32年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決め、24日(同25日)からドジャースと激突する。MLB公式のサラ・ラングス記者は2連覇を目指すドジャースにとっての“不吉なデータ”を紹介する中、米ファンは大谷翔平投手が歴史を覆すと期待を寄せた。

 ドジャースはメジャー最高勝率を誇ったブルワーズとリーグ優勝決定シリーズで、先発陣がまたも躍動した。第1戦はブレイク・スネル投手が8回1安打無失点10奪三振の快投。第2戦は山本由伸投手が9回1失点完投を見せた。第3戦はタイラー・グラスノー投手が1失点に抑え、最後は佐々木朗希投手が締めた。そして第4戦、大谷が打っては1試合3本塁打、投げては7回途中無失点10奪三振の歴史的活躍を見せた。

 シリーズ4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。今ポストシーズンではわずか1敗だけと圧倒的な強さを見せているが、逆に中6日も試合が空く“デメリット”も発生した。対してブルージェイズは第1・2戦の連敗から始まり、第5戦で先に王手をかけられながらも2連勝。最後まで試合勘を保ったまま、大舞台に乗り込む。

 ラングス記者はア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦を終えて自身のX(旧ツイッター)を更新。「リーグ優勝決定シリーズ(LCS)で片方のリーグがスイープ(4連勝)して、もう片方が7試合までもつれたシーズン(LCSは1985年以降、7試合制)」は今年で5回目とし、1988年、2006年、2007年、2012年と、過去4回はいずれも「7戦まで戦ってLCSに勝利したチームがワールドシリーズも制覇している」と紹介した。

 ドジャースにとってはあまりに不吉なデータであるものの、米ファンからは「彼らにショウヘイいなかっただろ?(笑)」「そのチームにショウヘイ・オオタニはいた?」「他のチームにはショウヘイ・オオタニがいなかったからね」と、“大谷不在”ゆえに過去の4チームは負けていたのでは、との指摘が寄せられた。大谷は過去の歴史を幾度となく塗り替え、また自ら作り上げてきた。“ジンクス打破”に期待したい。

(Full-Count編集部)

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