山本由伸が9回1失点、渡米後初の2戦連続完投 WSで気迫の投球…ド軍1勝1敗タイ

ブルージェイズ戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ブルージェイズ戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

山本由伸がWS第2戦で完投勝利

【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ(日本時間26日・トロント)

 ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発登板し、9回1失点で完投勝利をマークした。前回登板した14日(同15日)のリーグ優勝決定シリーズ、ブルワーズ戦に続いて2試合連続での完投勝利。渡米後初の2試合連続完投勝利で、シリーズの成績を1勝1敗のタイに戻した。

 初回のピンチを切り抜け、粘りの投球を続けた。初回、先頭のスプリンガーに左翼線二塁打を浴びると、2番のルークスにも左安打を許した。無死一、三塁となると、3番のゲレーロJr.を空振り三振に。4番のカークは一直で打ち取り、続くバーショは見逃し三振に仕留めて無失点で切り抜けた。

 2回は無失点に抑えるも、3回には先頭のスプリンガーに死球を当て、スタジアムは騒然となった。1死からゲレーロJr.に左安打を浴び、1死一、三塁に。4番のカークに中犠飛を許して同点に追いつかれた。

 その後は調子を取り戻し、4、5、6回は3者凡退に抑えて、打線の援護を待った。すると7回。バッテリーを組むスミスが勝ち越しソロを放ち、マンシーもソロを放って2点のリードを奪った。7、8回も3人で仕留め、最後までマウンドに立ち続けた。

 自身ではオリックス在籍時の2021年8月以来の2試合連続完投勝利。同一ポストシーズン2完投は2014年のマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)以来で、2試合連続でポストシーズン完投勝利は、2001年のカート・シリング以来。伝説に名前を刻んだ夜になった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY