剛腕グラスノー“炎上”で再認識「山本由伸、何者?」 浮き彫りになる24年ぶり偉業の価値

被弾したドジャースのタイラー・グラスノー【写真:荒川祐史】
被弾したドジャースのタイラー・グラスノー【写真:荒川祐史】

山本由伸は2試合連続完投勝利

【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に臨んでいる。テオスカー・ヘルナンデス外野手、大谷翔平投手の一発で2点をリードしたものの、4回にタイラー・グラスノー投手が4失点。「相対的に評価が跳ね上がっていく山本由伸」と、第2戦で圧倒的な投球を見せた山本由伸投手が話題を呼んでいる。

 2回にT・ヘルナンデスが左翼席へソロを叩き込んで先制。さらに3回、大谷はマックス・シャーザー投手が投じた内角のボール球を強振。打球速度101.5マイル(約163.3キロ)、飛距離389フィート(約118.5メートル)、角度32度の一発を右翼席に運び、本拠地は熱狂した。

 しかし、直後の4回にグラスノーが崩れる。先頭に四球を出すと、続くボー・ビシェット内野手の打球をトミー・エドマン内野手がエラー。1死からアレハンドロ・カーク捕手が左中間へ逆転3ランを叩き込んだ。その後も連打と犠飛で追加点を奪われた。

 ブルージェイズ打線は第1戦もブレイク・スネル投手らを攻略し、11得点を挙げた。しかし第2戦、山本が9回4安打1失点、8奪三振の快投で完全に沈黙させていただけに、改めて“エース”の快投が脚光を集めた。「ほんと由伸良く抑えたよな」「山本由伸が神すぎる」「山本由伸の凄さが分かるな」「由伸さん人外すぎて草」とファンも最敬礼している。

 山本はブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦でも9回1失点完投勝利を記録した。ポストシーズンで2試合連続完投は、2001年のカート・シリング以来、メジャー24年ぶりの偉業だった。

(Full-Count編集部)

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