スミスが悔やむ「あの1球だけ」…大谷翔平を絶賛 18.44m先で見た二刀流の“輝き”

6回0/3で6安打4失点、1四球6奪三振の粘投もPS初黒星
【MLB】Bジェイズ 6ー2 ドジャース(日本時間29日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・投手兼指名打者」で投打同時出場した。WS初登板は7回途中まで投げて6安打4失点、6奪三振1四球の粘投もポストシーズン初黒星を喫した。最後までマスクを被ったウィル・スミス捕手の目には“投手・大谷”はどう映っていたのか。
大谷は初回、2死から四球と三塁内野安打で一、二塁としたが、カークをスイーパーで一飛に。2回は7球で3者凡退に抑えた。しかし1点先取した3回だった。1死一塁からゲレーロJr.にスイーパーを捉えられ、逆転2ランを浴びた。それでも4回は3者連続で空振り三振を奪うなど立ち直ったが、続投した7回に連続安打を浴びて降板となった。
ポストシーズン初黒星でシリーズ成績も2勝2敗のタイになったが、スミスは「今夜の彼は本当に素晴らしかったと思う」と称えた。それでも「ブラッドにあの1球だけミスをして。抜けたスライダーがホームランになったしまった」とゲレーロJr.の被弾を悔やんだ。「(大谷が登板した)最後の回に何本かヒットを打たれたけど、そういうこともある。ただそれを最小限に抑えることができませんでした」と話した。
前日は延長18回&6時間39分の激闘だった。スミス自身も最後まで守備に就いていた。大谷は4失点したものの、疲労の色は感じられなかったという。また、自身も「今朝は最高の気分で目覚めたよ」と話した。
(Full-Count編集部)