山本由伸にスミスが感謝「僕たちが必要としていたもの」 完投→粘投に脱帽「本当に良かった」

第2戦は9回1失点完投、第6戦は6回5安打1失点
【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)
ドジャース・山本由伸投手が31日(日本時間11月1日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に先発登板。6回5安打1失点の好投で崖っぷちのチームを救った。正捕手のウィル・スミスは「僕たちが必要としていたものだった」と粘りの投球に感謝を届けた。
山本は初回1死から失策でピンチを背負うも、ゲレーロJr.を三併殺に仕留めて窮地を脱出した。味方が先制した直後の3回にはスプリンガーに適時打を浴びたが、以降はスコアボードにゼロを並べた。6回1死からは左翼スタンドからファンが乱入するハプニングも起こったが、2死一、二塁の場面でバーショから空振り三振を奪った。
この日は6回96球を投げて5安打1失点、1四球6奪三振の粘りの投球だった。山本は第2戦で9回1失点の完投勝利を挙げており、シリーズでは15イニング2失点と圧倒的な数字を残している。ともにマスクを被ったスミスは「本当に良かったと思う。1失点で6回を力強く投げ抜いてくれた。今日、僕たちがが必要としていたものだった」と、最少失点に抑えた投球に感謝した。
「(前回の)9回完投ではなかったけど、6回を投げてくれた。それが必要だった」とスミス。「相手が今日はうまく彼の球数を増やし、試合から降ろされることになったけど、6回を力強く投げてくれて、ブルペンに引き継いだと思う」と粘りの投球を心から称えた。
スミスは3回に山本に先制点をプレゼントする適時打を放った。直前には大谷翔平投手が申告敬遠される場面があったが、「トミー(エドマン)が二塁打を打った瞬間から、ある程度展開を読んでたよ」と明かし、「準備はできていたんだ。スプリッターを捉えて、彼を返すことができたよ」と誇らしげだった。
(Full-Count編集部)