大谷の3冠阻止から1年…“ライバル”の厳しい現実 3年連続首位打者でも関心なし?

2024年は打率.314で大谷の3冠王を阻んだ
3年連続の首位打者に輝いた天才打者の新天地が決まらない。メジャーリーグのFA市場は続々と大物の移籍が決まり、来月に迎えるスプリングトレーニングに向け各チームの陣容も揃い始めている。そんな中、パドレスからFAとなっているルイス・アラエス内野手は音沙汰ない状況だ。
ツインズ時代から安打製造機としてヒットを量産し、2022年には打率.316で初の首位打者に輝いた。マーリンズへ移籍した翌2023年には初の200安打を突破し、打率.354で両リーグでのタイトルを獲得。シルバースラッガー賞にも2年連続で選ばれた。極めつけは2024年シーズンだ。
打者に専念したドジャース・大谷翔平投手と熾烈な首位打者争いを演じ、最終的に4厘差の.314で3年連続のタイトルに戴冠した。大谷は54本塁打と130打点の2冠。夢の3冠王をアラエスが阻んだ形となった。しかし昨季は安打数こそリーグトップの一方で打率.292、OPS.719といまひとつ。28歳の若さでFA市場に出たものの、多くの関心が寄せられていないのが現状だ。
米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」は19日(日本時間20日)、「投票:ルイス・アラエスは複数年契約を手にするか」との見出しで現在地を分析した。「今日の野球界において、統計的な観点からルイス・アラエスほど議論を呼ぶ選手はいないかもしれない」とし、現代では稀有なコンタクトヒッターの一面を評価しつつも、「アラエスのパワーが球界のほぼどの選手よりも劣っている」と厳しく指摘する。
以前は二塁や三塁、レフトなども守ったアラエスだが、近年は守備難のために一塁やDHがメイン。打力が求められるポジションでありながら、本塁打はキャリアハイでも10本で、通算OPSも.777にとどまる。「『守備価値の低さ』と『最低レベルのパワー』の組み合わせにより、多くのチームにとってアラエスは魅力的な投資対象とは映っていない」。
同メディアのFA予想でアラエスは2年2400万ドル(約38億円)とされたが、ここに来て単年契約を結ぶことが理想的とも指摘する。ファン投票では、21日(同22日)時点で1万票以上が集まり、単年契約を予想する声が75%を占めた。果たして、3年連続の首位打者に輝いたヒットメーカーに朗報は訪れるだろうか。
(Full-Count編集部)