タッカーへの380億円は“過払い” 大谷は「妥当」も…米メディア辛辣「まさに狂気の沙汰」

ドジャースのカイル・タッカー【写真:ロイター】
ドジャースのカイル・タッカー【写真:ロイター】

ドジャースのタッカーとの契約を疑問視

 ドジャースに加わったカイル・タッカー外野手の巨額契約が、米メディアの間で波紋を広げている。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、ポジション別に「最も年俸をもらいすぎている選手」を選出。4年2億4000万ドル(約380億円)の大型契約に対し「まさに狂気の沙汰だ」と厳しい評価を下している。

 同メディアのケリー・ミラー記者が注目したのは、贅沢税上の年俸だ。タッカーは2026年、5718万ドル(約90億6000万円)としてカウントされる。同記事では、これはメジャー全体で2位以下に12パーセント以上の差をつける突出した数字だとしている。一方で、米データサイト「ファングラフス」の予測システム「Steamer」が算出する2026年の勝利貢献度WARは「3.8」で、野手全体で26番目にとどまっている。

 同記事では、過去に歴史的な契約を結んだスター選手と比較。2年前大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年7億ドル(約1108億円)の大型契約は「完全に理にかなっていた」とし、昨冬にそれを上回る15年総額7億6500万ドル(約1212億円)の契約を手にしたフアン・ソト外野手(メッツ)についても、年齢や実績から「擁護する余地はあった」と分析した。しかし、それらに匹敵する金額を手にするタッカーについては「彼は非常に優れた選手だ。ただ、そこまでの選手ではない」と断じている。

 タッカーは2023年には打点王に輝き、4度のオールスター選出を誇る。しかし、大谷やアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)といった異次元の存在と肩を並べるほどのインパクトがあるかと言えば、米メディアの視線はシビアだ。3連覇を至上命題とするドジャースで、この「90億円」という数字に見合うだけのパフォーマンスを示せるのか。2026年、タッカーはかつてない重圧の中でプレーすることになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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