日ハム大谷、プロ3年目で初の投手3冠が確定 「年間通して成長できた」

同僚の中島は初の盗塁王で日本ハムから3年連続輩出、「獲れてよかった」

 パ・リーグの全日程が6日に終了し、日本ハムでは2人が個人タイトルを獲得した。大谷翔平投手は、初の最多勝(15勝)、最高勝率(7割5分)、最優秀防御率(2.24)に輝き、中島卓也内野手は最多盗塁(34盗塁)をマークした。

 大谷はプロ3年目も球界を席巻。高校からプロ入りして3年目以下での最多勝は07年の涌井秀章投手(17勝=西武)、最優秀防御率は87年の桑田真澄投手(2.17=巨人・2年目)、最高勝率は95年の平井正史投手(.750=オリックス・2年目)以来。最多奪三振を合わせた主要4部門中3部門以上の獲得は、86年の渡辺久信投手(西武=最多勝利、最多奪三振、勝率第1位)以来となった。

 大谷は「内容的にはいい試合もたくさんありましたが、『タイトルが取れたから良かった』というものではなくて、シーズンを通してどこが良くて悪かったか知る方が大事だと思います。ただ、何もないよりはいいですし、数字が伸びてくれたことは良かった。年間通して成長できたと思います」とコメントした。

 また、中島が盗塁王に輝き、日本ハムは13年の陽岱鋼選手(47)、14年の西川遥輝選手(43)に続いて、3年連続で受賞選手を輩出。同一球団から3年連続で異なる選手が同賞を受賞するのはプロ野球史上初となった。

 中島は「30盗塁を目標にしていたので、クリアできたことは良かったですが、シーズン前は『盗塁王を狙う』という気はあまりありませんでした。結果的に獲れて良かったと思います。自分だけの力で獲れるものではないので、みんなに感謝したいです」と話した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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