マチャドまた“鬼肩” スライディング→ターン→ノーステップで矢のような送球
首位決戦での美技にファンも興奮「防衛大臣」「なんという美しいプレー」
ドジャースのマニー・マチャド内野手が、17日(日本時間18日)のロッキーズ戦でまたしても驚異的な強肩ぶりを見せた。三遊間の深い位置で痛烈なゴロをスライディングキャッチすると、そのままターンして一塁に送球。ノーステップで投げたにもかかわらず、矢のようなボールが一塁に届いた。MLB公式インスタグラムが公開したプレー動画に、ファンから「防衛大臣」との声があがった。
試合開始直後にファンの大歓声を浴びた。初回。ロッキーズの先頭ブラックモンが左方向へと鋭いゴロを打った。シフトを敷いていたドジャース。三塁手のターナーが二塁ベース付近まで移動していたため、広い三遊間を一人で守っていた遊撃マチャドは、スライディングして逆シングルで好捕した。
ターンしながら立ち上がると、そのままステップを踏まずに腕を振る。ほぼ上半身の力だけで投げたとは思えない、レーザービームのような送球が一塁手マンシーのグラブに収まった。ブラックモンはギリギリでアウト。美技にドジャースタジアムは大きく沸いた。
ロサンゼルスで試合を中継した「スポーツネットLA」では、実況が「ブラックモンが打ち、バウンドしました。マチャドです。外野の芝から、このシリーズ最初のプレーで強肩を見せました。美しいプレーで1アウトです」とレポート。すると、解説のオーレル・ハーシュハイザー氏は「みんな興奮しています。アドレナリン全開です。この試合で気合いの入っていない選手はいないでしょう。ここでスムーズな動きを見せ、そこから強肩です」と首位決戦の“幕開け”を告げるファインプレーを称えた。
MLB公式インスタグラムは、この美技の動画を「ハリウッドでドジャースが好調なスタート」とのコメントともに紹介。ファンからは称賛の声が続々とあがった。
「マチャドのとてもクリーンなプレー」
「マチャド>バエス」
「なんという美しいプレー、マチャド」
「誰もマチャドのようにはできない」
「スムーズ」
「防衛(ディフェンス)大臣!」
「マチャドはゴールドグラブ賞レベルの選手」
「これはすごい!」
“好スタート”を切ったドジャースは、この試合に8-2で快勝。ロッキーズとの3連戦初戦を取り、首位に返り咲いた。30年ぶりの世界一に輝くため、7月のトレード期限でオリオールズから移籍してきたスーパースターのマチャドが、大事な一戦で輝きを見せた。