メジャーゴールドグラブ発表、ゴードンがイチロー以来、史上2人目の快挙
首位打者、盗塁王、最多安打、ゴールドグラブの同時達成は2001年のイチロー以来
米大リーグは10日(日本時間11日)、守備のベストナインに相当するゴールドグラブ賞を発表した。ナ・リーグの二塁手部門で選出されたマーリンズのディー・ゴードン内野手は初の受賞で、首位打者(.333)、盗塁王(58)、最多安打(205)との同時達成はチームメイトのイチロー外野手以来、史上2人目の快挙となった。
イチローは2001年にMVP、新人王、首位打者、盗塁王、最多安打、ゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞に輝いている。首位打者と盗塁王の同時受賞は過去に黒人選手初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンらがいたが、当時はまだゴールドグラブ賞が創設されていなかった。
ナ・リーグは捕手部門でカージナルスのヤディアー・モリーナが8年連続8度目の受賞。同じく今季カージナルスに所属したジェイソン・ヘイワードが右翼手部門で2年連続3度目の受賞となった。
ア・リーグではワールドシリーズを制したロイヤルズから捕手部門でサルバドール・ペレス、遊撃手部門でアルシデス・エスコバー、一塁手部門でエリック・ホズマーの3選手が選出された。
初受賞はナ・リーグ遊撃手部門のブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)、ゴードン、左翼手部門のスターリング・マルテ(パイレーツ)、中堅手部門のA.J.ポロック(ダイヤモンドバックス)、ア・リーグのエスコバー、二塁手部門のホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、左翼手部門のヨエニス・セスペデス(タイガース※シーズン途中にメッツ移籍、FA)、中堅手部門のケビン・キアマイアー(レイズ)、右翼手部門のコール・カルフーン(エンゼルス)ら9選手となった。
以下が今年の受賞選手。
【ア・リーグ】
○投手 ダラス・カイケル(アストロズ)
○捕手 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
○一塁手 エリック・ホズマー(ロイヤルズ)
○二塁手 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
○三塁手 マニー・マチャド(オリオールズ)
○遊撃手 アルシデス・エスコバー(ロイヤルズ)
○左翼手 ヨエニス・セスペデス(タイガース)
○中堅手 ケビン・キアマイアー(レイズ)
○右翼手 コール・カルフーン(エンゼルス)
【ナ・リーグ】
○投手 ザック・グレインキー(ドジャース)
○捕手 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
○一塁手 ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
○二塁手 ディー・ゴードン(マーリンズ)
○三塁手 ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
○遊撃手 ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
○左翼手 スターリング・マルテ(パイレーツ)
○中堅手 A.J.ポロック(ダイヤモンドバックス)
○右翼手 ジェイソン・ヘイワード(カージナルス)
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count