日ハム増井に聞く小久保監督への思い 継投ミスで批判も選手はどう感じたか
韓国に敗れ3位に終わった侍ジャパン、投手最年長の増井が語る指揮官の印象
侍ジャパン日本代表の日本ハム・増井浩俊投手が、小久保裕紀監督への思いを語った。
今月19日の世界野球「プレミア12」の準決勝・韓国戦(東京ドーム)で、3点差から1点差となった9回無死満塁で登板。4番のソフトバンク・李大浩に左翼線へ逆転2点打を許した。
侍ジャパン投手陣では西武・牧田和久投手と共に最年長の31歳。日本ハムの鉄腕リリーバーの言葉から、17年WBCへの改善点も見えてきた。
――小久保監督の印象は?
「短い期間でしたが、選手がやりやすい環境を作っていただきました。印象的だったのは毎試合ごとにテーマを挙げてくいれたこと。選手が試合に入っていきやすい目標を立ててくれた」
――選手が試合に入っていきやすい目標とは?
「例えば、準決勝は『いつもの自分を変えずにやるように、いつも通りやろう』と言っていたんですけど、その時も冗談交じりに『今日から(賞品の高級時計)ウブロがかかっているけど、そこを狙って、自分を変えるなよ。特に中村晃。3打数3本塁打を狙わなくていいんだからな』と。
東京ドームでの大観衆。重い空気がありましたが、選手をリラックスさせる言葉になっていたと思います。そこから、最後に『さぁ行くぞ』と言われて……ガッとチームが1つになる感じがありました」