不調の黒田博樹に気になるデータが浮上 投球間隔の長さは改善できるか
シーズン序盤から苦しい投球が続く黒田
ヤンキースの黒田博樹投手(39)が、シーズン序盤から苦しんでいる。25日のエンゼルス戦では、5回途中までに10安打を許し、自己ワーストとなる8失点(自責点6)と大炎上。ここまで防御率5・28と、昨年まででは考えられないような成績が出ている。
極端なシフトの逆を突かれたり、味方のまずい守備もあるなど運にも見放された印象だが、調子が上がってきていないことも確かだ。特に、スライダーやスプリットのキレが上がらず、本来の投球を出来ていないように見える。
本人は試合後に以下のように話し、責任を背負い込んだ。
「何も言い訳は出来ないですし、結果がすべてなので、また次の登板に向けて修正して、準備して、マウンドに上がりたいなと思います。メジャーに来てからもそうですけど、長い間投げてきて、こういう状態の時は当然ありましたけど、その中でも何とかゲームを作ってきたので、そういう部分では今日はちょっともったいなかったかなと思っています」
いったい何が変わってしまったのか。衰えを指摘する声もあるが、実は米メディアも気にしている1つのデータがある。それは、右腕の投球間隔。つまり、1球を投げるまでに平均で何秒を要しているかということだ。