【日本S】鷹デスパイネが待望の3点弾 平常心でチームトップ5打点「今日は気持ちよかった」
楽勝ムードも1点差の接戦に「これが野球だよ。素晴らしい試合」
■ソフトバンク 9-8 広島(30日・ヤフオクドーム)
30日にヤフオクドームで行われた日本シリーズ第3戦で、ソフトバンクのデスパイネ外野手が6回裏に3ランを放った。ホークスにとっては、これが同シリーズの初本塁打。頼れる助っ人の一発で、待望の1勝目をたぐり寄せた。
4回裏から続いた点の取り合いも、デスパイネの豪快な一発でケリが付いたと思われた。しかし、8回に中継ぎ・加治屋の大乱調で1点差まで追い上げられる大接戦。デスパイネは「勝てる余裕があったのに最後の最後までわからない展開になった。でも、これが野球だよ。素晴らしい試合だった」と振り返った。
クライマックスシリーズのファーストステージ以来となるホームゲームに「今日は気持ちよかった」とデスパイネ。移動日の29日はミランダ、グラシアルとともに自宅でキューバ料理を作ってリラックスした。そんな仲間とのリラックスタイムが奏功したのか、ようやく生まれた一発。「とにかくストライクゾーンに来る、打てる球を狙っていた」と、豪快にライトへ運んだ。
日本シリーズも「レギュラーシーズンにプラス7試合という感覚だよ」と、レギュラーシーズンと変わらず、平常心で臨んでいる。5回裏の内野ゴロ間に挙げた打点を含めて4打点。第2戦の1打点も合わせれば、ここまでチームトップの5打点だ。
これで1勝1敗1分けのタイ。第4戦も、多くのファンがチームに勝利をもたらす打点を期待している。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)