日本人選手の年俸はどう変動? 1億円以上増は7人、パ増額トップ3はSB独占

今オフのセパ日本人年俸増減トップ3は?

 2月1日からいよいよプロ野球の春季キャンプが始まり、各球団とも新シーズンに向けて本格的に動き出した。ここまで前ソフトバンクの松中信彦内野手や前オリックスの井川慶投手ら新天地が決まっていない選手も何人かいるものの、現所属の日本人選手たちは全員が契約を更改。新たな気持ちで2016年の戦いへと向かっていく。

 では、選手たちの年俸はどのように変動したのか。選手の今季年俸が出揃ったこのタイミングで、金額の増減を改めて振り返ってみたい。どの選手が最も評価を上げたのか。また、条件が大幅に下がった選手は誰か。セパともに増の日本人選手のトップ3を見てみよう。

 セ・リーグでも最もアップ額が大きかったのは広島の黒田博樹投手。実に2億円増となり、6億円で更改した。アップ額、契約額ともにトップ。昨季はメジャーリーグから8年ぶりに古巣復帰を果たし、26登板で11勝8敗、防御率2.55。シーズン終了後には悩んだ末に現役続行を決断し、球団からも高い評価を得た。

 同2位はヤクルトの山田哲人内野手で、1億4000万円増の2億2000万円でサイン。昨季はトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成したほか、本塁打王(38)、盗塁王(34)に輝き、MVP、ベストナインなど数々のタイトルを獲得。野手史上最速タイとなる高卒5年目での2億円突破と歴史的な年となった。

 同3位は阪神の藤浪晋太郎投手。8500万円増の1億7000万円でサインした。プロ3年目のシーズンでは28登板で14勝7敗、防御率2.40。プロ初完封を含む4完封、高卒1年目から3年連続で2桁勝利、最多奪三振(221)と結果を残した。勝利数、投球回(199回)、勝率(.667)、奪三振、防御率ともにキャリアハイで、大台の1億円を軽々と突破した。

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