「佑樹は分かってる」 日ハム栗山監督が3回3失点の斎藤に感じた復活の兆し
初実戦登板で3回に4連打浴びるも…「ボール自体が悪いことはない」
日本ハムの栗山英樹監督が、斎藤佑樹投手の再生に手応えを見せた。
斎藤は8日(日本時間9日)の韓国ロッテとの練習試合に先発。初回、2回と走者を背負ったものの、直球で併殺打に仕留めた。3回は1死から4連打を含む5安打で3失点したが、最速は141キロをマーク。栗山監督は直球の質に復活の兆しを感じ取ったようだ。
「ボールがだいぶ強くなってきたね。ボール自体が悪いことはないし、やろうとしていることがこっちに伝わってくる。(昨季から)変わった部分があるのでいいと思う」
昨季は開幕から先発で打ち込まれる試合が続き、栗山監督はシーズン序盤にブルペン待機を指示。斎藤はシーズンで1勝3敗、防御率5.74と結果は出せなかったものの、後先を考えずに初球から勝負球のフォークを使うようになった。
この日の実戦初登板はカウント球からフォークを使い、3回6安打3失点。指揮官は球が甘く入ったことが打ち込まれた原因と分析している。