三遊間最深部から反転ジャンプで…元オリ育成選手の“鬼肩”に「ジーターなのか」
三遊間深いゴロ→逆シングル→一塁ジャンピングスロー→ジーター
日本、米国の野球界はストーブリーグ真っ只中。一方で南半球に位置するオーストラリアはこれから夏本番だ。DeNA・今永昇太投手、西武・高木勇人投手ら日本のプロ野球選手も参戦するオーストラリアのプロ野球リーグ「オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)」ではメジャーリーガー顔負けのプレーが生まれていた。
ABLは公式ツイッターで美技動画を公開。遊撃手として華麗なプレーを見せたのはメルボルン・エイシズに所属する元オリックス育成選手のダリル・ジョージ内野手だ。ジーロング・ロリア戦の延長12回。先頭打者の打球は三遊間へ深いゴロとなった。ジョージは左手を必死に伸ばして逆シングルでキャッチすると、ジャンプをしながら体を反転。そのままジャンピングスローで一塁送球し、打者走者をアウトとした。
このプレーに現地実況は「信じられないプレーだ」と大興奮。公式ツイッターは三遊間の深い位置に飛んだ内野ゴロを逆シングルで捕球し、そのまま一塁へジャンピングスローするプレーを得意としていたヤンキースの名遊撃手・デレク・ジーターの名前を出し、「これはダリル・ジョージなのか、それともデレク・ジーターなのか定かではない。今週のABLのビッグプレーはメジャーリーグ級だ」と称賛している。
2015、16年とBCリーグ新潟で活躍し、2017年にオリックスに加入したものの、支配下登録をつかめず1年で自由契約となったジョージ。だが、オーストラリアでその能力の高さを見せつけていた。