広島・黒田がフリー打撃初登板、新球交え40球 緒方監督「順調にきている」
新球のチェンジアップ「ウイニングショットとして使えるように目指したい」
広島の黒田博樹投手が23日、フリーバッティングの打撃投手として登板した。
雨の影響で練習メニューが大きく変更になる中、ランチタイムの打撃練習で安部、小窪、堂林、西川を相手に変化球を交えた40球を投げ込んだ。
今キャンプで初めての打者相手の投球に、黒田は「スライダーとフォーク以外の球種はほとんど投げた。内容的にはまだまだだが、段階は踏めていると思う」と表情は明るかった。
今季からの新球となるチェンジアップに関しては、「現時点ではまだ武器になるボールではない」としながら、西川への投球ではバットを折るなど、「ウイニングショットとして使えるように目指したい」と、意欲的だった。
緒方監督は「順調にきていると感じた。昨年よりも、新たに進化した姿を見せてくれると思う」と、復帰後2年目のレジェンドに、何も心配はしてにいない様子だった。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo