ヤンキース2000年代名勝負第4位に09年WS第6戦、米選出「マツイの記録的な夜」
シリーズ最多タイ6打点の大暴れでシリーズMVPに
2019年シーズンのキャンプインが間近に迫る中、メジャー各球団の戦力補強は大詰めを迎えている。今オフ、屈指の積極補強は行っているのは、名門ヤンキースだ。2009年にワールドシリーズ制覇を果たして以来、頂点から遠ざかっている名門球団が、今季にかける意気込みは大きい。そんな中、ヤンキースの公式戦中継局「YESネットワーク」では、2019年にちなみヤンキースが2000年代に戦った名勝負19試合を厳選。その第4位に、現在はGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏のバットが火を噴いた、2009年ワールドシリーズ第6戦が選ばれた。
2009年11月4日、ヤンキースがフィリーズに3勝2敗とリードして迎えた第6戦。ヤンキースは37歳ベテラン右腕のアンディ・ペティットが先発マウンドに上がり、同じくベテラン右腕ペドロ・マルティネスと投げ合った。まず、松井は2回、無死一塁で第1打席に臨むと、フルカウントから8球目を右翼2階席に叩き込む先制2ランとした。
その後も2-1で迎えた3回2死満塁の場面で左中間へヒットを運び、2点を追加。5-1での5回1死一、二塁ではフィリーズ3番手JA・ハップから右翼へ2点二塁打を運び、シリーズ史上最多タイとなる6打点を挙げる活躍で、チームを世界一に導いた。
記事では「ヒデキ・マツイの記録的な夜のおかげで、27回目のワールドシリーズ制覇を第6戦で決めた」と指摘。「相応しいことに、ヤンキースは旧球場同様、新球場で迎えた最初のシーズンで優勝達成した」と称え、日本人メジャーリーガー唯一のワールドシリーズMVP受賞を果たした松井を称えた。
あの栄光から10年経った今季、ヤンキースは再び頂点に輝くことができるだろうか。
(Full-Count編集部)