イチロー“忍者生還”に再脚光 MLBアクロバティック走塁集にファン「史上最高」
2012年プレーオフの“神走塁”に再脚光、MLB公式ツイッターが動画を公開
3月20、21日のアスレチックスとの日本開幕戦でのプレーが待たれるマリナーズのイチロー外野手。ここまでメジャー通算3089安打を積み重ね、将来の米国野球殿堂入りが期待されるレジェンドだが、ヤンキース時代に見せた神懸かり的な走塁が再び脚光を浴びている。MLB公式ツイッターは「滑り込んで見たらどう?」と走塁にスポットライトを当てた1分間の動画集をアップ。イチローの“忍者走塁”がトップバッターで紹介されている。
イチローの神走塁が生まれたのは12年10月9日、オリオールズとのア・リーグ地区シリーズ第2戦。初回無死一塁から失策で出塁。2死一塁からカノ(現メッツ)の右翼線を破る二塁打で一気に本塁へ向かった。タイミングは完全にアウトだったが、捕手のタッチを2度も華麗にかわして右手でベースに触れる。ヤンキースに先制点をもたらした好走塁は、各メディアで「神の手」「まるで忍者」と称賛された。あの興奮から6年の時が経ったが、メジャー史上に残る“名走塁”と認識されているようだ。
この他にもドジャース時代のプイグ(現レッズ)、ブルージェイズ時代のドナルドソン(現ブレーブス)、カブスのリゾらの“神走塁”が集められた動画には「史上最高」、「エルマーゴ(魔法使い)」、「凄くカッコいい! このスライディング集を気に入った!」、「素晴らしい運動神経」とファンからの称賛の声が寄せられた。イチローの日本開幕戦は12年以来6年ぶり。好走塁にも期待したいものだ。