大谷が英語スピーチ 爽やか笑みでジョーク「次はカンニングペーパーなしで…」
全米野球記者協会のディナーに出席、英語スピーチに会場からは拍手
昨季のア・リーグ新人王に輝いた大谷翔平投手が26日(日本時間27日)、ニューヨークで行われた全米野球記者協会(BBWAA)の夕食会に出席した。エンゼルスの球団公式ツイッターは、黒いスーツで決めた二刀流右腕が、英語でスピーチを行った際の映像を公開。最後にユーモアも交え、温かい拍手を浴びる様子が収められている。
エンゼルスが公開した動画には、スピーチの一部始終が収められている。水原一平通訳らと共に「ディナー」に出席した大谷。エンゼルスのビリー・エプラーGMに紹介されると、1人でスピーチ台に向かい、英語で話し始めた。
まずは「ありがとうございます。まず、多くの素晴らしい選手たちとこのステージにいられることは光栄です。皆さん、おめでとうございます」と一言。両リーグのMVP選手、サイ・ヤング賞投手、ナ・リーグ新人王のロナルド・アクーニャJr.ら豪華メンバーに祝福の言葉を贈り、会場から拍手を浴びた。
さらに「このような素晴らしいイベントを開催してくださった全米野球記者協会、私に投票してくださった記者の皆様に感謝いたします。そして、初日から温かく迎えてくださったエンゼルスに感謝いたします。アート・モレノ・オーナー、ジョン・カルピノ球団社長、ビリー・エプラーGM、私と私のビジョンを信じてくださり、ありがとうございます。チームスタッフの皆さんは、いつも私が快適に感じるようにしてくださりました。皆さんに感謝いたします。今夜お集まりいただき、ありがとうございます。サポートしてくれたチームメートたちに感謝いたします。代理人のネズ・バレロ氏のサポートにも感謝いたします」と続け、「最後に、日本からはるばるここに来てくれた両親に感謝します」と話すと再び大きな拍手が沸き起こった。
スピーチの締めには「エンゼルスファンの皆さん、ありがとうございます。次回ここに立つ時はこのカンニングペーパーが必要ないといいのですが」と付け加え、それまで見ていた白い紙を左手で軽く掲げた大谷。会場が笑いに包まれる中、爽やかな笑みを見せて封筒を胸ポケットにしまいながらスピーチ台を後にした。
エンゼルスは「『多くの素晴らしい選手たちとこのステージにいられることは光栄です』ショウヘイ・オオタニは全米野球記者協会の夕食会でビリー・エプラーGMからジャッキー・ロビンソン新人王を授与された」との文言を添えてこの動画を公開。再生回数はグングンと伸びており、反響を呼んでいる。