メジャー過去の2月最大FA契約にダルビッシュ、野茂 MLB公式「まだ時間ある」
昨年はダルビッシュがカブスと6年約144億1000万円の契約を結んだ
プロ野球は2月に入りキャンプがスタートしたが、メジャーリーグは今だ所属先が決まらない選手たちが数多く存在する。今オフのFA市場で最大の目玉選手といわれたブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手も契約は結んでいないのが現状だ。
MLB公式サイトは「2月最大のFA契約」と見出しを付け、これまでキャンプイン直前、またはキャンプ中に結んだ契約を特集。日本人ではダルビッシュ有、野茂英雄の名前が挙がっている。
記事では大物選手のFA市場が停滞していることに言及し「しかし、まだ時間はある。以前にもFA注目選手が2月に契約した。直近では昨年がそうである。JD・マルティネス、エリック・ホズマー、ユウ・ダルビッシュは昨年2月に1億ドル超の契約をした。しかし、2月の契約には、MLBのFAの歴史において、金額と影響力の面で注目すべきものが多い」と、過去に注目選手が2月に結んだ契約を紹介している。
その中にはダルビッシュも名を連ねた。昨年2月13日(日本時間14日)にカブスと6年1億2600万ドル(約144億1000万円)の契約を結んだ右腕を「彼はドジャースでポストシーズンに浮き沈みがあったが、昨冬に投手で唯一9桁の契約を手にした。残念なことに、カブスのデビューシーズンは最悪だった」とレポート。移籍1年目は怪我によって不本意な成績に終わったが「しかし、彼は2019年に復活するチャンスがある」と復活に期待を込めている。
さらに日本人メジャーリーガーのパイオニア・野茂の名前も。1995年に近鉄を退団した右腕は契約金200万ドル(約1億7000万円)でドジャースとマイナー契約を結んだ。「NPBからMLBに挑戦することは今では普通のことであるが、1995年にノモは、1964年に初めて日本からやって来たマサノリ・ムラカミ以来となるMLBに挑戦した日本生まれの選手となった」と伝え「ノモがメジャーで成功したことにより、多くの日本生まれの選手たちのMLB挑戦への道を開くことにつながった」と功績を称えている。
(Full-Count編集部)