DeNA井納、2年ぶり2度目の完封勝利 チームは今季2度目の2連勝
14年5月23日以来の完封、「一生懸命投げるだけ。粘って投げるだけ」
DeNA井納翔一投手が23日、巨人戦(東京ドーム)で先発。2年ぶりの完封で2勝目を挙げた。井納はヒーローインタビューで「打線が苦しい中で、何とか粘ろうという投球が出来た。低めを意識して投げることが出来た。0点にすることだけ考えてました」と声を張り上げた。
巨人のまずい走塁にも助けられた。6試合ぶり先発復帰した坂本に初回1死一塁から右前安打を許したが、一塁走者・長野が二、三塁間で挟まれ憤死。坂本も二塁で憤死し併殺でピンチを切り抜けた。2回は2死から亀井、村田の連打で一、二塁とされたが、小林誠を遊ゴロに抑えた。
なんとか立ち上がりを切り抜けると、リズムに乗った。5、6回と2イニング連続で3者凡退。7回2死二塁では村田を中飛に抑えた。8、9回は3者凡退に抑え、116球、9奪三振1四球、5安打無失点。三塁ベースを踏ませない投球に、井納は「(7回の倉本の先制3点三塁打で)3点いただいたので、大胆にいけた。つかんだものはないですけど、一生懸命投げるだけ。粘って投げるだけ」と振り返った。
完封勝利は14年5月23日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来自身2度目。昨季は故障の影響もあり、5勝止まり。プロ4年目の右腕が、チームを今季2度目の2連勝(1引き分けを挟む)に導いた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count