大谷翔平が今季初のトス打撃15球 順調過程に指揮官笑い「彼は本当にせっかち」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

次のステップは「打撃ケージの中でコーチが投げる球を打つ」

 エンゼルス大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、米アリゾナ州テンピの球団施設で今キャンプ初のトス打撃を行った。球団広報によれば、室内練習場で調整した大谷は、素振り15球、ティー打撃20球を行った後、ボールを下から投げるソフトトスを5球×3セットを行ったという。

 打者・大谷が復帰に向けて一歩前進した。この日の練習前にブラッド・オースマス監督が「ショウヘイは今日は15球のソフトトスを行う。次のステップだ」と明かした通り、置きティーによる打撃練習に下から投げるトス打撃の練習が加わった。22日(同23日)に再開したティー打撃から1週間でステップアップ。よほど復帰が待ちきれないのか、順調過ぎるほどに復帰の道を歩む大谷について、指揮官は「彼は本当にせっかちだ」と言って笑わせた。

 オースマス監督によれば、トス打撃の次に待つステップは「打撃ケージの中でコーチが投げる球を打つこと」だといい、正面から投げられるボールを打つ、より実戦に近い練習を行うことになる。

 球団幹部は打者・大谷の復帰時期について5月中を目安としているが、誰もが待ち望むその日に向けて、順調にリハビリ段階を踏んでいる。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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