広島、3戦連続2桁安打で3連勝&貯金最多5 緒方監督も称賛「頼もしい」
新井も「本当にナイスゲーム」
広島は1日、マツダスタジアムで行われた中日戦に10-7で逆転勝ちし、今季初の同一カード3連勝となった。5回に2死走者なしからの6連打での大逆転劇に、試合後の緒方監督は打線を称賛するのみだった。
3試合連続2桁安打での3連勝。この日も見事な集中打で劣勢を一気にひっくり返した。
「今日も打線だね。5回はツーアウトから、あれだけつないで、つないで、見事な攻撃だったね」
緒方監督は開口一番、打線を褒め称え、さらに「点を取られても集中力を切らさない。頼もしいです」と喜んだ。
ビッグイニングの口火を切った新井は「どんな展開でも、点差でも、みんなあきらめない気持ちでやっている。本当にナイスゲームですね」と笑顔を見せた。代打で怒涛の6連打の締めくくりとなった決勝3ランを放ったエルドレッドも、「2アウトからみんなでつないでチャンスを作ってくれたので、絶対に打ってやろうと思った。完璧だったね」と自画自賛した。6回にだめ押しの2ランを放った丸も「今年のウチは簡単にあきらめないよ、ということですね」と、現在の打線の充実ぶりを感じているようだった。
新井、エルドレッドなどの主軸打者がスタメンを外れた3連戦にも関わらず、打線爆発したチームは3連勝。貯金は今季最多の5となった。劣勢の展開からの、この日の大逆転劇は、3日からの巨人との首位攻防戦へ勢いをつける1勝となった。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo