元中日チェン、復調気配なく防御率23.40 MLB公式「最も不安定な投手の選択肢」

15日フィリーズ戦の延長で勝ち越し打を許し敗戦投手となったマーリンズのチェン・ウェイン【写真:Getty Images】
15日フィリーズ戦の延長で勝ち越し打を許し敗戦投手となったマーリンズのチェン・ウェイン【写真:Getty Images】

延長14回に登板し決勝2ランを浴びたチェン、3戦連続失点で防御率は23.40

■フィリーズ 3-1 マーリンズ(日本時間15日・マイアミ)

 元中日でマーリンズのチェン・ウェイン投手は14日(日本時間15日)、本拠地フィリーズ戦の延長14回に8番手として登板し決勝2ランを浴びるなど1回2安打2失点で今季初黒星を喫した。3試合連続失点で防御率23.40の左腕をMLB公式サイトは「チェンの苦戦は続く」と報じている。

 チェンは延長14回に8番手として登板すると1死三塁からセグラに決勝2ランを浴び今季初黒星。MLB公式は「マーリンズは14回に崩壊し、チェンの苦戦は続く」と見出しを付け、敗戦の原因となった左腕に焦点を当てている。

 前回登板のレッズ戦でも2回7安打10失点と大炎上しており記事では「マーリンズが14回を託したのは、彼らの中で最も不安定な投手の選択肢だった」と、不振から抜け出せないチェンの現状を伝えている。

 また、試合後のチェンのコメントも紹介。メンタル面で考え込むことが多くなっているというが「今日ホームランを浴びたけど、僕としては(前回よりも)遥かに良かった。マウンド上で断然アグレッシブな投球ができていると感じている」と前向きなコメントを口にしている。

 マッティングリー監督はスプリングトレーニングでも不振だったことを振り返り「これまでのところ、幸先の良いスタートにはなっていない。自信を持っている選手でも、この状況ではその自信も若干揺らいでしまうだろう。しかし、彼なら(この状況から)抜け出せられると期待している」と、奮起を促していた。

(Full-Count編集部)

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