楽天、藤田のプロ初サヨナラ打で3カード連続勝ち越し 「期待してください」
延長11回にサヨナラ中前打、4時間8分の熱戦を制す
楽天が広島戦(コボスタ宮城)で延長11回に4-3でサヨナラ勝ち。途中出場の藤田一也内野手がプロ初のサヨナラ打を放ち、2連勝で3カード連続の勝ち越しを決めた。
同点の延長11回、2死から枡田の四球、後藤の右前安打で一、二塁のチャンスを作った。打席にはプロ12年目の藤田。1ボールから守護神・中崎のシュートを中前へ打ち返し、4時間8分の熱戦に終止符を打った。
前日にプロ初の猛打賞をマークしたオコエ瑠偉がプロ初1番でスタメン出場した。3点ビハインドの6回に三塁内野安打で1死一、三塁の好機を演出すると、茂木の右犠飛で1点。さらに、2死一、二塁から岡島の中前適時打、内田の左翼線適時二塁打が飛び出し、5安打を集める集中打で同点に追いついていた。
お立ち台で藤田は「何も覚えていないです。このチャンスは絶対にモノにしたいなと思っていた。(二塁走者の枡田)慎太郎が二塁から遅かったので、『どうなるか』と思ってましたけど、良かったです。たまにしか打たないですけど、期待してください。これからの楽天を期待してください」と声を弾ませた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count