「人を助けたい。多くの人を…」ダルビッシュが多くの慈善活動を行うワケ
これまでに「ダルビッシュ有 水基金」、北海道地震義援金など多くの寄付を行ってきた
これまでに多くの慈善活動を積極的に行ってきたカブスのダルビッシュ有投手。MLB選手の試合外での姿を伝えるメディア「インフィールド・チャプター」公式ツイッターでは、32歳右腕が慈善活動を始めたきっかけなどを明かすとともに「人を助けたい。多くの人を」と英語で思いを語っている。
同ツイッターにアップされた動画ではダルビッシュが慈善活動への思いを激白。活動のきっかけとなったのは、父・ファルサさんだったという。「父の出身であるイランで地震がありました。確か10歳の頃だったと思います」。父の母国イランは世界的にも地震発生が多い地震大国。その父から自分の小遣いを送るように助言を受けたという。「それが最初の寄付でした」と振り返っている。
日本ハム時代の2007年3月には水不足や水の汚染などに苦しむ発展途上国の人々に安全な水を提供することを目的に「ダルビッシュ有 水基金」を設立。公式戦で勝利投手となるごとに同基金に10万円の寄付を続けている。昨年は5月に難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究機関に1万ドル(約109万円)を寄付したことが伝えられ、9月には北海道自身の義援金として1000万円を寄付した。「人を助けたい。多くの人を。死や癌に限らず、何からも」と思いを伝えている。
1分54秒の動画では「たくさんは英語で話せないので、周りの人は自分を知る機会がないですよね」、「いつか英語を完全に話せたら……」と話しながらも、流暢な英語で明かした右腕。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が自身のツイッターで「かなり良い行いだ」と綴るなど、米国ファンを感動させている。