田中将大がメジャー最多タイの12勝 新人投手の前半戦最多勝利は史上2人目の快挙!?

フェルナンド・バレンズエラ以来の快挙

 右肘靭帯の部分断裂でリハビリ中のヤンキースの田中将大投手が前半戦で両リーグ最多タイの12勝で折り返したが、これがメジャーのルーキー史上2人目の快挙であることが明らかになった。米スポーツデータ分析会社「エリアス・スポーツ・ビュロー」が報告している。

 1981年シーズンにルーキー史上最長の開幕8連勝を記録した元ドジャースのメキシコ人エース、フェルナンド・バレンズエラ以来となる新人投手の前半戦ハーラーダービートップだったという。

 田中の12勝はタイガースのリック・ポーセロ投手、カージナルスのアダム・ウェインライト投手、レッズのアルフレド・サイモン投手と並んでいる。

 8日のインディアンス戦後に右肘の痛みを訴えて故障者入りするまで、田中は12勝4敗で、リーグ3位の防御率2・51。また、リーグ6位の135奪三振と圧倒的な成績を残している。

 田中は14日にPRP皮膚再生療法と呼ばれる治療で復帰への第一歩を踏みしめた。自身の血液から抽出した多血小板血漿を患部に注射し、靭帯とその周辺部分の治癒を促すのが狙いだ。この後、安静期間を経て、投球練習などを再開させる予定。全治6週間という診断だが、このリハビリで痛みが取れなければ、腱を移植する靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)に踏み切る可能性もある。順調なリハビリを経て、再び田中がマウンドに戻ってくることを願うばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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