「野球は守備から」 過去5年で明確な結果、上位争いに堅実な守備は必須!?
強いチームは本当に失策が少ないのか? 過去5年のパ・リーグの結果は…
強いチームは本当に失策が少ないのか? 過去5年のパ・リーグの結果は…
おそらく、野球ゲームをやる際には守備力よりも打撃力を優先するプレイヤーが多いことだろう。中には守備力の高い選手ばかりで固めるプレイヤーもいるかもしれないが、やはり守備力よりは攻撃力という方が多いのではないだろうか。
現実のプロ野球の世界では、「センターラインが重要」であるとか、「キャッチャーが扇の要」であるとか、「守備は野球にとって非常に重要なものである」だとかはよく耳にする。でも、それは本当の話なのだろうか。
極端な話、1点も取られなければ負けることはない。つまり1点さえ取れれば勝てるという状況ならば多数の戦略が生まれ、色々な攻め方で1点を奪いにいけるのだ。
そこで重要になってくるのが、予期せぬ失策で相手に流れや点を与えないことである。痛恨の失策で試合を落としてしまっては、その試合だけでなく、翌日の試合以降にも影響を与えかねない。そうなると、シーズンの失策数が多ければ多いほど、チームに嫌な空気を持ち込んでしまい、チームの浮上の好機を逃してしまうことになる。
では、本当に強いチームは失策が少ないのであろうか。過去5年のパ・リーグの失策数を調べてみた。
<過去5年の最少失策チーム一覧>
【2011年】 福岡ソフトバンク
→失策51(最少) リーグ優勝、日本一
【2012年】 北海道日本ハム
→失策72(最少) リーグ優勝
【2013年】 楽天
→失策63(最少) リーグ優勝、日本一
【2014年】 オリックス
→失策63(最少) リーグ2位
【2015年】 福岡ソフトバンク
→失策68(最少) リーグ優勝、日本一