前田健太、メジャー史上初の偉業 12奪三振&2点以上のチーム全得点を生む
米データ専門会社「エライアス・スポーツ・ビューロー」がレポート
■ドジャース 2-0 パドレス(日本時間16日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手が15日(日本時間16日)、本拠地でのパドレス戦に先発し、今季5勝目をマークした。6連続三振を含む今季最多の12個の三振を奪い、6回2/3を投げて3安打無失点。打っても、この日のチームの全得点を叩き出す先制の2点適時打を放ち、メジャー初マルチ安打を記録して投打で大活躍した。
「今日は珍しく初回の先頭打者からすごくいい感覚だったので、1人目からいいスタート切ることができた。久しぶりに初回からいいピッチングができた」と試合後の前田。2回1死から2者連続三振、3回は3者連続三振を奪い、4回の先頭まで実に6者連続三振。その後、2死三塁のピンチを背負ったが、ここも三振を奪ってピンチを切り抜けた。7回途中までゼロを並べ続け、7回1死一塁でレンフローから奪ったのが、この日12個目の三振。85球で降板となったが、圧巻の投球で5勝目をマークした。
打っても、2回2死二、三塁のチャンスで一塁手、二塁手、右翼手の間にポトリと落ちる右前安打。スタートを切っていた2人の走者が生還し、先制の2点適時打となった。結果的にこれがチームの全得点に。前田は4回の第2打席でも右前安打を放ち、メジャーで初となるマルチ安打も記録した。
投打で大活躍した前田だったが、この日の働きはメジャーの歴史の中でも史上初の快挙となった。米データ専門会社「エライアス・スポーツ・ビューロー」は公式ツイッターで「ケンタ・マエダは1920年以降(打点が公式記録となった年)で、12奪三振以上を奪い、尚且つ、チームの全得点(2得点以上)を生んだ最初の投手となった」とレポート。チームの全得点を叩き出し、それを好投で守るという圧巻の投球だった。
(Full-Count編集部)