こんな負傷の仕方って…マカッチェンが“頭脳的プレー”で塁間に挟まれ左膝痛める
地元テレビ局が映像公開、ファン悲鳴「彼を失いたくない!!!」
■パドレス 8-2 フィリーズ(日本時間4日・サンディエゴ)
フィリーズのアンドリュー・マカッチェン外野手が3日(日本時間4日)の敵地パドレス戦で思わぬ形で負傷退場となった。一二塁間で挟まれ、アウトになった際に左膝を痛めたようで、そのまま負傷交代。地元メディアがツイッターで動画を公開すると、ファンからは打者走者が走らなかったことを疑問視する声も上がった。
試合開始直後の悪夢だった。1回、先頭マカッチェンは四球で出塁。続くセグラは内野フライを打ち上げた。しかし、セグラが走らなかったため、二塁手のキンズラーはあえて捕球せず。一塁にボールを送り、セグラがアウトになった。
一二塁間に挟まれることになったマカッチェンは軽快に走っていたが、最後にタッチをかわそうとした際に左膝を抑えて苦悶の表情に。そのままトレーナーに肩をかり、足を引きずりながらフィールドを後にした。
結果は「4-3-6-1」のダブルプレー。ただ、フィリーズには併殺という事実以上に痛いプレーとなった。試合を中継していた地元テレビ局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」の実況は「(キンズラーが)落としました。スマートなプレーです。マカッチェンが負傷しました。両膝をついています。ジャンプしてターンした時に膝を痛めたかもしれません。ダブルプレーです。フィリーズは2つアウトを取られただけでなく、この試合でマカッチェンも失うかもしれません」と嘆いた。
さらに、同局は公式ツイッターでこのプレーの映像を公開。「アンドリュー・マカッチェンが今日の試合で怪我により途中交代し、支えられてフィールドを出た」と伝えると、ファンからは「彼を失いたくない!!!」「なんてこった!」「深刻でなければいいけど」「これは残念だ」といった声に加えて、「セグラが走っていたら、これは起こっていなかったかもしれない。なぜ彼はスイングの後に屈んでいたんだ」というコメントもついた。
今季から加入したマカッチェンは打率.256、10本塁打、29打点という成績を残していた。マリナーズから強打の外野手ブルースをトレードで獲得したばかりとはいえ、長期離脱となればナ・リーグ東地区首位を走るフィリーズにとっても痛手となる。