前田健太、快投も5回70球降板で7勝目消滅 監督は継投策に「ベストだと思った」

ダイヤモンドバックス戦に先発登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックス戦に先発登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

ドジャースは7連勝でストップ、ロバーツ監督は「ケンタは勝つチャンス与えてくれた」と絶賛も…

■Dバックス 3-2 ドジャース(日本時間6日・アリゾナ)

 ドジャースの前田健太投手は5日(日本時間6日)、敵地ダイヤモンドバックス戦で5回2安打1失点7奪三振1四球と好投したが、8勝目はならなかった。1点のリードを守って降板したものの、救援陣が同点に追いつかれて白星は消滅。ドジャースは2-3で延長11回サヨナラ負けを喫した。前田はわずか70球で降板したが、デーブ・ロバーツ監督は継投策について「ベストだと思った」と振り返っている。

 5月は無傷の4連勝と快投を続けた前田。3回まで1人の走者も出さないパーフェクトピッチングで5三振を奪った。打線が3回にルーキーのスミスの2ランで先制すると、前田は4回2死からペラルタに適時二塁打を浴びるも、続くウォーカーは空振り三振に仕留めて1点のリードを守った。

 5回は1死からアーメッドに四球も後続を断って無失点。球数はまだ70球だったが、ここでマウンドを降りた。すると、2番手ウリアスは2回無失点に抑えたものの、バエスが8回に1点を失い同点に。前田の白星が消えた。さらに、延長11回にはアレクサンダーがペラルタにサヨナラ打を浴び、ドジャースの連勝は7で止まった。

 地元テレビ局「スポーツネットLA」は公式ツイッターで試合後の会見の動画を公開。ロバーツ監督は「あの場面では、フリオ(ウリアス)が投げるのが我々にとってベストだと思った」と、5回で前田を交代させた理由について説明。「ケンタは本当に良かった。相手打線には左打者が多く、フリオはしっかり休めていた。ケンタは試合に勝つチャンスを我々に与えてくれた」と前田を絶賛した。ウリアスは好投したものの、結果的には継投策が裏目に出る形となってチームの連勝が止まってしまった。

 7勝目を逃した前田は70球を投げてストライクは52球。防御率は3.48となった。

(Full-Count編集部)

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