日ハム大谷、2本塁打&4打点の大暴れ ホークスのマジック点灯阻止!

自身2年ぶり1試合2発で大勝に導いた大谷「すごくいい打撃が出来た」

 日本ハムの大谷翔平投手が6日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で今季初の1試合2本塁打をマークした。チームは8-1で大勝し、連敗を2でストップ。ソフトバンクの優勝マジック点灯を阻止し、再び5ゲーム差に縮めた。

 打者・大谷が驚愕のパワーを見せつけた。「3番・DH」でスタメン。1点リードの3回無死一塁。千賀の高めに浮いた148キロ直球に反応。詰まりながらも、打球は左翼の本塁打テラス席へ吸い込まれた。3試合ぶりの15号2ランだ。

「(2番・中島が13球粘って四球を選び)すごい粘ってくれて、後ろでいっぱい見られました。なんとか食らいついていこうと打席に入りました。真っすぐに差し込まれたので、入らないのかなと思ってましたけど。入ってくれて良かったです」

 圧巻だったのは4点リードの6回1死二塁だ。左腕・嘉弥真の138キロ直球を捉えバックスクリーン左へ16号2ラン。弾丸ライナーで推定飛距離140メートル弾を放った。

「すごくいい打撃が出来たと思います。特に真っすぐを狙っていたわけではないんですけど、いい感じで打てた。2本目の方が感じは良かったです」

 14年7月5日のロッテ戦以来、自身2度目の1試合2本塁打。1試合4打点は、5打点を挙げた3月29日の楽天戦(札幌ドーム)以来の大暴れだった。

 1年前の雪辱を果たした。昨年8月4日からのソフトバンク3連戦 (ヤフオクドーム)。初戦に中10日で先発したが、7回に自己ワーストタイの1イニング5失点。6回1/3で7失点KOされた。翌5日にホークスの優勝マジック38が点灯。大谷の屈辱的な敗戦からチームは3連敗を喫した。この日も負けか引き分けでホークスの優勝マジックが点灯する一戦。破壊力十分の打撃で阻止した。

「高梨さんがすごくいい投球をしていたので、なんとか勝ちたいなと思って、みんなやっていた。明日につながるように、今日勝てて良かったと思います」

 通常、登板1日前は投手調整となるため、7日も野手として出場する見通しだ。日本最速163キロの剛速球は魅力十分だが、今季の対ソフトバンク戦は打率.417(48打数2 0安打)、8本塁打、13打点。首位を走るホークスには好調の打者・大谷の方が脅威に違いない。

「明日が大事。なんとか明日必死にとりにいきたいなと思います。明日も頑張るので、精いっぱい応援宜しくお願いします」

 急成長を見せる大谷のバットがパ・リーグをさらに熱くしてくれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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