イチロー、前田健太から日米通算4300安打! 先制ホームで勝利に貢献
2度目の対決は3打数1安打1得点で、試合の流れを決めたイチローに軍配
マーリンズのイチロー外野手が11日(日本時間12日)、本拠地でのドジャース戦に「2番・右翼」で先発し、前田健太投手と今季2度目の対決をした。イチローは0-0で迎えた4回1死走者なしの第2打席に中前打を放ち、後続の適時打で先制ホーム。日米通算4300安打という節目のヒットで、試合の流れを決めた。これでメジャー通算3022安打とし、歴代25位ルー・ブロックの3023安打まで残り「1」と迫った。チームは3-0で完封勝ちした。
初対決だった4月28日(同29日)ドジャースタジアムでの一戦では、前田に3打数無安打に抑えられたが一矢報いた。1打席目は投ゴロ併殺に打ち取られたが、4回1死走者なしの第2打席だった。カウント2-2から5球目スライダーを振り抜くと、フワリと浮いた打球は遊撃手の頭上を越えてセンター前に落ちるヒットに。この安打から始まる3連打で先制ホームを踏み、この回2点を奪う攻撃の起点となった。
第3打席は、あわやホームランという大飛球だったが右翼フライ。直接対決は3打数1安打1得点だったが、今回は試合の流れを決めたイチローに軍配が上がった。
左腕の先発が続いたため、2試合連続でベンチスタートとなったイチローは、前日10日(同11日)には41試合ぶりの完全休養だったが、4打数1安打1得点と勝利に貢献。打率は.296となったが、この日まで月間打率.321という9月の好ペースは維持し続けた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count