元DeNA久保康友、サルサ挑戦で現役続行に意欲! 「技術が大事になるのは野球と同じ」
3月から継続的にレッスンを受講「骨盤や肩甲骨、体の芯の動きは野球にもつながる」
メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする元DeNAの久保康友投手が、ラテンダンスのサルサに挑戦している。「ラテンアメリカならサルサ」と、思いつきで始めたところ虜になり、3月から継続的にレッスンを受講。スキルも次第にアップしてきた。サルサと野球には共通点があり、体の使い方をよりスムーズにすれば、現役生活を長く続けることができることにも気付いたという。
「せっかく海外にいるんだから、空いている時間に何かに挑戦したかった。単純ですけど、ラテンアメリカならサルサかなと思ったんです。体のコアの部分を使うし、技術へのアプローチの仕方はどんな運動でも一緒。骨盤や肩甲骨、体の芯の動きは野球にもつながりますしね」
メキシコでは球場でも練習中や試合中にサルサが流れていることが多く、今の久保にとってはサルサは身近な環境。チーム内にもステップを刻んで踊れる選手が多く、クラブハウスでも常にサルサなどのラテン音楽が流れていることから、迷うことなく未知の世界への扉を開けた。
「頭から入るか、動きを体に覚えさせるか。やろうとする動きを頭の中で整理して、無意識化してできるようにしていく過程は投球のフォームと同じ。現役中なら自分の体で試すことができるし、自分の体で実験を繰り返すことは大事。日本人は体のコアの部分を動かすのは苦手ですが、それが体本来の動きですし、サルサの動きができるようになれば、体の中心からもっと力を出せるようになる。体を根っこから使えるようになれば、小さい体でも、体をしならせて、より大きく使うことができるようになる」
サルサは男性が女性をリードするダンス。男性はステップを覚え、その上で手を使って女性を動かすリードを覚えなければならず、女性よりも最初のハードルは高い。音楽に合わせ、足を無意識に動かすことができなければ女性をリードできないため、初めは戸惑いもあったが、徐々に技も増え、レッスンも楽しんでいる。