低迷オリオールズで再び“内紛”勃発 投手とコーチがベンチ内で激しい口論
8月29日時点で借金45、最下位に低迷するチームは“空中分解”状態
■ナショナルズ 8-4 オリオールズ(日本時間29日・ワシントン)
ア・リーグ東地区で最下位に沈むオリオールズで、試合中に投手とコーチがベンチで激しい口論を繰り広げた。28日(日本時間29日)に敵地で行われたナショナルズ戦の5回、2番手のリチャード・ブライアーが打ち込まれて降板した際に、ベンチ内でホセ・フローレス三塁ベースコーチと口論になった。2人が顔を突き合わせて激しく何かを言い合い、ベンチにいた選手が仲裁に入るシーンが、ツィッターにアップされた。
米全国紙「USAトゥデー」は「オリオールズがまたしてもベンチでのちょっとした喧嘩の当事者になる。今回の発端は救援投手と三塁コーチ」とのタイトルで詳報。ブライアーがベンチに戻ってきた際に何か言葉を発し、それを聞いたフローレス・コーチが応酬したことで今回の騒動に発展したようだ。
ブライアーは、主に野手のポジショニングについて不満を発したようだ。「僕の考えとしては、たぶん何本かの打球に対しての守備位置が……。残念なことに僕は色々言ってしまったかもしれないし、その後は御覧の通りだよ」と語っている。
オリオールズはこの試合に4-8で敗戦。同日時点で44勝89敗と、借金「45」を抱えてア・リーグ東地区の最下位に沈む。今月7日(日本時間8日)にはクリス・デービス内野手が試合中にベンチでブランドン・ハイド監督と激しい口論を繰り広げ、指揮官に掴みかかろうとするところを同僚に止められる場面が地元テレビの中継で映し出された。
「USAトゥデー」は「チームが勝率5割から45ゲーム離れている時は、感情がより爆発しやすい傾向にある」と指摘した。