西武“満塁男”中村、3戦10打点で単独トップ111打点 「知ってる、知ってる」
4回2死満塁で右中間3点二塁打も「もうちょっと早い回になんとかしたかった」
■西武 7-3 オリックス(5日・ほっと神戸)
西武の中村剛也内野手が5日のオリックス戦(ほっと神戸)で4回2死満塁から右中間へ走者一掃の適時二塁打を放ち、111打点目を挙げ打点ランキングで単独トップに浮上した。
“恐怖の満塁男”が2夜連続の大暴れだ。前日4日の試合では8回1死満塁からバックスクリーンにグランドスラムを放ち、自身の持つ満塁本塁打数を19本に更新していた中村。試合前の時点で満塁時の打率.500と驚異の数字を残していたが、この日も4回に2死満塁のチャンスで打席に入ると、吉田一の直球を捉え右中間へ走者一掃の適時二塁打を放った。
これで中村の打点は「111」となり、108打点で並んでいた山川を上回って打点ランキング単独トップに躍り出た。単独1位になったことについて聞かれた中村は「知ってる、知ってる。別に何もないですよ」とあっけらかん。「その前(1回と3回)にもチャンスで回ってきていた。もうちょっと早い回になんとかしたかった」と悔しがった。
このまま打点王を獲得すれば、124打点を挙げた15年以来4年ぶり。中村は「ここまで来たら、チームが勝てるようになればいいと思います」とチームの勝利にこだわっていた。