前田健太、救援で9勝目 M2で7連覇に王手「いつか決まる。プレッシャーない」

ジャイアンツ戦にリリーフ登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ジャイアンツ戦にリリーフ登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

この日は2つの犠打を決めてメジャートップの今季13犠打に

■ドジャース 5-0 ジャイアンツ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手が8日(日本時間9日)、本拠地でのジャイアンツ戦に2番手で登板し、9勝目をマークした。3回からマウンドに上がると、4回1安打無失点6奪三振と快投。打撃でも2つのバントを決め、ナ・リーグ単独トップとなる今季13犠打とした。前田の快投もあって、ドジャースの優勝へのマジックは「2」とし、地区7連覇が目前となった。

 先発のウリアスが2回で43球に達したため、前田は3回から登板した。「ウリはそんなに投げないとは思っていたけど、思ったより早くなってしまった。出番はちょっと早くなりましたけど、複数イニングは投げると言われていた」。想定よりも早めの登板となったが、右腕は圧巻の投球内容を見せた。

 3回は3者凡退と順調なスタート。その裏、1死一塁で回ってきた打席ではきっちり犠打を決めた。4回、5回も3者凡退で9打者連続アウト。2点リードの5回1死一塁ではこの日2個目の犠打。今季13犠打目とし、カーショー、柳賢振、グレイ(12犠打)を抜いてリーグ単独トップに浮上すると、味方打線はこの回3点を加えた。

 前田は6回、先頭クロフォードを空振り三振に仕留めたあと、ポージーに右前打を浴びて初めて出塁を許したが、後続を断って無失点。この回でマウンドを降りると、ドジャースは3番手以降も無失点リレーで繋いで逃げ切った。

 試合後、前田は「内容も良かったと思うし、結果も良かったと思う。特別良かったわけではないですけど、ある程度しっかり全球種投げられたかなと思います」と振り返った。マジック「2」となり、地区優勝にも王手。2位以下に17ゲーム差をつけており「ここまで来たら、いつか決まるとは思うので。プレッシャーも感じていないですし、いつか決まるとは思う」と語っていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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