西武、ついにM2! “代打の神様”メヒアが決勝打「メヒアサマサマヤー」
8回2死満塁でブセニッツから左中間へ適時二塁打「安心した」
■西武 5-3 楽天(23日・楽天生命パーク)
西武が、エルネスト・メヒア内野手の決勝打で、優勝へのマジックを「2」に減らした。23日、敵地・楽天生命パークで行われた楽天戦。同点に追いつかれた直後の8回2死満塁のチャンスで代打で登場し、起死回生の走者一掃の適時二塁打を放った。これが決勝打。2位のソフトバンクが勝ったため、マジックは1つ減って「2」に。24日にも2年連続のリーグ優勝が決まる。
2点リードの7回、本田がブラッシュに2ランを浴びて同点とされた。イヤな雰囲気が漂う中で、助っ人のバットがチームに大きな勝ち越し点をもたらした。8回2死から中村、外崎、山川の3人が相次いで四球を選び、3連続四球で満塁のチャンスを作った。
ここで西武ベンチはとっておきの代打メヒアを起用。簡単に2球で追い込まれたメヒアだったが、1ボール2ストライクからの4球目、内角の真っ直ぐを弾き返した打球は左中間にポトリと落ちた。3人の走者が次々に生還。大きな3点の勝ち越し点を生む一打となり、これが決勝打となった
劇的な勝利を呼び込んだメヒアは試合後のヒーローインタビューで「ドウモアリガトウゴザイマス。シーズン終盤の負けられない試合で、いつも通り自分のベストを尽くすことを心の中に持って打席に立ちました。落ちた時は最高の気持ちでした。2アウトだったので、あそこに落ちてくれれば、3人帰ってくることはわかっていた。落ちてくれて安心しました」と笑顔で振り返った。
20日に行われた本拠地メットライフドームでのレギュラーシーズン最終戦となった楽天戦でも同点の9回に代打で登場し、サヨナラ6号2ランを放ち、大きな1勝を運んできた。またしても、代打でチームの勝利を運んできた助っ人は、インタビュアーに「勝負強いですね?」と問われ、日本語で「ソウデスネ」。さらに「言った通り毎打席ベストを尽くすことだけを考えている。無駄にできる打席はないと思って入っているのがいいのかなと思います」と語った。
マジックは2となり、早ければ、24日にも連覇が決まる。メヒアは「残り2試合しかない。自分たちは勝ち続けるしかない。明日も勝つことだけを目指して戦います」と表情を引き締め、最後は「メヒアサマサマヤー」と決め台詞で締めくくっていた。
(Full-Count編集部)