前田健太が満塁ピンチで火消し、3戦連続無失点も…ド軍は敗れ2勝2敗のタイに
3回同点の場面で失点阻止も…後を継いだ投手が失点、打線はシャーザーの前に沈黙
■ナショナルズ 6-1 ドジャース(地区シリーズ・日本時間8日・ワシントン)
ドジャースの前田健太投手が7日(日本時間8日)、敵地で行われている地区シリーズ第4戦のナショナルズ戦に2番手で登板し、3回2死満塁の大ピンチを無失点で切り抜ける好救援を見せた。続く4回も無失点に抑え、1回1/3を1安打無失点2奪三振と好投して3試合連続無失点。しかし、ドジャースは前田の後に投げた救援陣が失点を重ね、1-6で敗れて2勝2敗のタイとされた。
ドジャースは初回にターナーのソロで先発シャーザーから1点を先制。しかし、3回に先発左腕ヒルが1死満塁のピンチを招き、レンドンに犠飛を許して同点とされた。さらに、ソトに四球を与えて再び2死満塁の大ピンチに。ここでデーブ・ロバーツ監督が出てきて、早くも前田を投入した。
前田はケンドリックに対して3球連続でスライダーを投じ、最後は三ゴロ。アウトになった瞬間にガッツポーズを繰り出し、雄叫びを上げた。前田は前日6日(同7日)の第3戦では8回に5番手で登板し、わずか5球で打者2人を打ち取っていたが、その試合でもケンドリックにスライダーを4球続けて右飛に仕留めていた。
大ピンチを無失点で切り抜け、4回も続投。ジマーマン、スズキを連続空振り三振に仕留め、続くテイラーには三塁内野安打を浴びて地区シリーズ第1戦からの連続凡退は10人で止まったものの、最後はシャーザーを中直。ここも無失点に抑えた。
前田は5回の攻撃で代打を出されて降板。これで3試合連続無失点。この日は20球を投げてストライクは15球。防御率は0.00となっている。
しかし、ドジャースは5回に3番手ウリアス、4番手バエスで計4点を失い勝ち越される。6回にも1点を失うと、打線は気迫十分のシャーザーに4安打に抑え込まれて完敗。2勝2敗のタイに戻された。リーグ優勝決定シリーズ進出をかけて、9日(同10日)はドジャースタジアムに戻って第5戦が行われる。ナショナルズはストラスバーグが先発予定。ドジャースはまだ未定となっている。
(Full-Count編集部)