WSで胸露出の女性は「1年前から計画」、米メディアに明かす “出禁”は「想定外」
剛腕コールの投球の際に胸を露出し“大事件”「ワールドシリーズで何かやってみたかった」
ワシントンDCのナショナルズ・パークで27日(日本時間28日)に行われたナショナルズとアストロズによるワールドシリーズ第5戦で、女性2人がバックネット裏から胸を露出させたことが大きな話題となっている。MLB機構が、この女性2人を無期限の“出禁”処分にする騒動に発展。前代未聞の事件を起こした女性は、米メディアの取材に対して「1年近く前から計画していた」と明かしている。
全米が注目する大一番でまさかの行動に出たのは、“事件”後にSNSで自ら名前を名乗ったジュリア・ローズさん、ローレン・サマーさんの2人。7回、アストロズの剛腕ゲリット・コール投手がナショナルズのジマーマンに対して投球しようとした際に、上着を上げて胸をさらした。2人はネット裏のやや一塁寄りの2列目に立っており、その瞬間、コールはプレートを外していた。
結局、コールはこれに動じることなく7回3安打1失点と快投。チームを3連勝へと導いたが、ローズさんとサマーさんは無期限の“出禁”処分に。ファンから処分撤回を求める声が上がるなど話題となっているが、ローズさんはニューヨークの若者向けポップカルチャー情報メディア「コンプレックス」に登場し、今回の行動の“意図”について明かしている。
ローズさんは同メディアのインタビューで「約1年位前から計画していたの。ワールドシリーズで何かやってみたかったわ。けど、対戦カードや開催場所なども知る由もなかった。組み合わせが判明すると、すぐにチケットを買ったの。1週間も前のことではなかったかしら。第5戦のチケットを買う必要があったの。けど第5戦は賭けみたいなものだったわ。なぜならスウィープ(4戦全勝)となったら第5戦はないのだから。だから、神頼みだったのよ。そしてギリギリでチケットを買ったの」と“告白”。1年も前からこの「計画」を温め続けていたという。
さらに「もし誰かが私たちのことを止めようとしたら、とにかくやってやるわという感じ。そして実行に移したの。(トイレでジャケット脱いで)さりげなく通路を歩いていると、セキュリティーガードが私たちをつけてきたの。そして、『3、2、1、ゴー』という感じで、彼のワインドアップの瞬間を待っていたの。最高だったわ」と振り返り、「何が起きても準備はできていたわ。捕まってしまうという最悪のシナリオもわかっていたし。たぶん罰金かもねと私たちは思ったのだけれど。私としては、正直MLBのイベントから永久追放されるなんて予想してなかった。それは想定外だったわ」と明かしている。
さすがに無期限の“出禁”になるのは「想定外」だったというが、注目を集めることに成功したのは確か。現在も米メディアは2人の話題を大きく取り上げている。
(Full-Count編集部)