侍J・中田、待望の初ヒットがV弾「先っぽだったけど力でもっていった」
「ゴウが空気読まずにバンバン打つので今日1本でてよかった」
野球日本代表「侍ジャパン」は8日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦でオーストラリア(東京ドーム)に4-1と逆転勝利を収めた。中田翔内野手が同点の7回に勝ち越し弾。自身大会初ヒットがV弾となり、「久々に気持ちよかった」と笑みをこぼした。
1-1で迎えた7回、先頭で打席を迎えた5番・中田が、交代したばかりのオーストラリア3番手・ウィリアムズの初球スライダーをフルスイング。打球はレフトスタンドへ飛び込む勝ち越しソロ弾となった。8回には4番・筒香の特大2ランでダメ押し。中軸のアベック弾が侍ジャパンを2連勝へと導いた。
試合後、筒香とともにヒーローインタビューに答えた中田は「先っぽだったけど力でもっていった」と振り返り、「久々に気持ちよかった」と笑みをこぼした。初戦のキューバ戦は2四球を選んだもののノーヒット。この日も最初の2打席で凡退しており、初ヒットが初本塁打となった。
「僕の前を打つゴウ(筒香)が空気読まずにバンバン打つので今日1本でてよかったです」と苦笑いで話した中田。これでチームは2次ラウンド進出王手をかけており「これからどんどん調子を上げていけるようにがんばっていきたい」と力を込めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count