西武、後藤オーナーが松坂獲得を大歓迎 「若手のいいお手本、大いに期待しています」
辻監督は戦力としても評価「手本になってくれというつもりはない」
西武の後藤高志オーナーが21日、辻発彦監督からシーズン報告を受けた。優勝ペナントを手にご満悦の様子の後藤オーナーは「来年は3連覇、日本一を目指して引き続きしっかりやってほしい」と辻監督を労った。
中日を退団した松坂大輔投手の獲得について、20日に渡辺久信球団本部ゼネラルマネージャーが、交渉が大詰めの段階にあることを明かしたばかり。後藤オーナーも「渡辺GMが言った通り、詰めている段階。そういうタイミングがくればみなさんに発表したい」と話した。
さらに「あれだけの投手ですから、若手のいいお手本になる。本人もとにかくしっかりやってくれれば。大いに期待しています」と14年ぶり古巣復帰間近の松坂にかける期待は大きいようだ。
2006年の第1回WBCにコーチとして参加し、松坂とともに世界一を経験している辻監督は「色んな経験をしている投手だし、(若手にとっては)話を聞けるチャンスにもなる」と頷いた。一方で「手本になってくれというつもりはない。そういう姿が自然とそう(若手の手本に)なってくる」と戦力としても期待を寄せていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)